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社内報が読まれない、構造的な理由
2026.07.22

社内報が読まれない、構造的な理由

インナーブランディングブック制作広報
宮崎 慎也
この記事を書いた人宮崎 慎也イランコッペ 代表取締役 / 編集者・プランナー
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「社内報、ちゃんと作っているんです。内容も悪くないと言われます。でも、読まれていなくて」

このご相談を受けたとき、私たちはまず記事の中身ではないところを見ます。多くの場合、読まれない原因はコンテンツの質ではなく、構造にあるからです。

「業務中に読むと気まずい」問題

ある企業のヒアリングで、社員の方が打ち明けてくれた言葉があります。「社内報、面白そうだなとは思うんです。でも業務時間中に読んでいると、サボっているように見える気がして」。

これが社内報の最大の構造問題です。読んでほしい相手は業務時間の中にいるのに、読む行為が業務として正当化されていない。だから帰り際にも読まれず、週末にも読まれず、そのまま次の号が来ます。どれほど良い記事を作っても、この構造を放置したままでは届きません。

対策はシンプルで、読む時間を公式にすることです。朝礼で1記事を紹介する、会議の冒頭5分で読む、管理職が自分のチームに「これ読んだ?」と話題にする。組織の側が「読んでいい時間」を宣言するだけで、読了率は目に見えて変わります。

「全員に読ませる」をやめる

もうひとつの構造問題は、ターゲットの不在です。全社員向けに、当たり障りなく、まんべんなく——という編集方針は、誰の関心にも刺さらない誌面を生みます。

おすすめは、号ごと・記事ごとに「今回はこの人たちに届ける」を決めることです。今号は若手向けに先輩の失敗談、次号は管理職向けに他部署のマネジメント事例。全員が全記事を読む必要はありません。「自分に関係ある記事が時々載る媒体」と認識されれば、社内報は生き残れます。

作り手をひとりにしない

最後は体制の問題です。社内報は多くの企業で、広報や総務の担当者がひとりで抱えています。ネタ集めも取材も執筆もレイアウトもひとり。これでは号を重ねるほど疲弊し、誌面はやせていきます。

各部署に「編集協力員」を置いてネタを吸い上げる、取材と執筆は外部の編集者と組む、テンプレートで制作負荷を下げる。続けられる体制の設計まで含めて、社内報のリニューアルです。

社内報・ブックの制作と編集体制づくりはサービス紹介(ブック・社内報・記事制作)をご覧ください。

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