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あるのに、届かない。——社内コミュニケーションの最頻課題
2026.07.20

あるのに、届かない。——社内コミュニケーションの最頻課題

インナーブランディング理念浸透
宮崎 慎也
この記事を書いた人宮崎 慎也イランコッペ 代表取締役 / 編集者・プランナー
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イランコッペはこの8年、さまざまな企業のインナーブランディングをご一緒してきました。業種も規模も違うのに、ご相談の入り口で語られる悩みは、驚くほど似ています。

「理念を策定して3年になりますが、ポスターの掲示と朝礼での唱和にとどまっているんです」

「社内ポータルはあるんですが、見られていなくて。同じ情報の入り口がいくつもあって、社員が迷子になっています」

「制度は整っているんです。でも社員に伝わっていない。公開されていることを、メリットに感じてもらえていない」

これらは、実際にいただいたご相談の言葉です。共通点にお気づきでしょうか。どの会社にも、理念が「ある」。ポータルが「ある」。制度が「ある」。足りないのは中身ではなく、届け方です。

「作る」と「届く」のあいだには設計がいる

多くの企業で、理念策定やポータル構築は「作って発表したら終わり」になっています。しかし発表直後の社内アンケートで「何を言っているかわからない」という声が大半を占めた、という例は珍しくありません。

作ったものが届くまでには、実はいくつもの設計が必要です。誰に、どの順番で、どの媒体で、どんな言葉で届けるのか。そして届いたあと、日々の仕事の中でどう使われ続けるのか。

私たちはこれを「認知→理解→共感→行動」の4段階と、役員・管理職・現場という階層の掛け算で設計します。全社一斉に同じメッセージを流すのではなく、たとえば管理職にだけ先に共有して「語れる側」になってもらってから全社に展開する。それだけで、届き方は大きく変わります。

言葉×ツール×制度——3つ揃って、はじめて根づく

もうひとつ、長年の現場で確信していることがあります。どれほど良い言葉を作り、どれほど美しい冊子や動画を作っても、制度に接続されていないものは、いずれ忘れられるということです。

逆に、評価や目標設定の仕組みに組み込まれた言葉は、日々の会話の中で自然に使われ続けます。ある経営者の方は「良い理念とは、1日の中で20回くらい使われている言葉だ」と表現されました。

言葉(ワーディング)×ツール(ブック・動画・イントラ)×制度(評価・目標・表彰)。この三層をセットで設計すること。それがイランコッペの考えるインナーブランディングです。

まず、「何が足りないか」ではなく「何がすでにあるか」から

インナーブランディングの相談は、つい「何を新しく作るか」から始まりがちです。しかし私たちが最初にやるのは、いま組織の中に何が「すでにあるか」の棚卸しです。理念、制度、良い仕事、語られていない想い。届いていないだけの価値は、思っている以上にたくさんあります。

「うちも『あるのに、届かない』かもしれない」と思い当たった方は、まず現状の棚卸しからご一緒できます。サービス紹介はこちら

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