シスメックス株式会社

研修資料のリデザイン

専門用語を噛み砕き 全従業員に届く コンプライアンス研修教材へ

Client

シスメックス株式会社

実施施策

  • 研修資料の構成・情報設計
  • スライドデザインの改善(全45スライド)
  • 専門用語の平易化・コピーライティング
  • ナレーション原稿の制作
  • ビジュアル化支援

概要

シスメックス株式会社は、検体検査に関わる機器・試薬・ソフトウェアの研究開発から製造、販売・サービス、サポートまでを一貫して手がけるヘルスケア企業です。グローバルに事業を展開する中で、自社グローバルコンプライアンスコードの周知徹底やコンプライアンス意識の向上を目的に、毎年1回、グループ全従業員に対するコンプライアンス教育をオンラインで実施しています。

しかし、コンプライアンス関連の教材はどうしても専門的な用語や文字が多いスライドになりがちで、全社向けの教材として「わかりやすく、受講する意義が感じられる内容」にすることが課題でした。法務部のメンバーが作成すると専門用語が並びやすく、平易な表現に噛み砕いて全従業員向けの研修資料に落とし込むことが難しい状況。また、他業務との兼ね合いでマンパワーも不足しており、教材が例年同様の内容になりやすいという課題もありました。

株式会社イランコッペでは、e-learning形式の研修教材(全45スライド)のブラッシュアップを担当。法務部が作成した骨子案をもとに、国内外の従業員がわかりやすく、受講しやすい教材へと改善しました。

情報設計と構成の見直し

まず、研修全体の構成を整理。コンプライアンスに関わる基礎的な内容や人権尊重の取り組み、ソーシャルメディアへの利用ルールなどの8セクションで構成し、受講者が迷わず理解を深められるよう、情報の優先順位と見せ方を設計しました。

専門用語の平易化とコピーライティング

法務の専門用語や硬い表現を、全従業員が理解できる平易な言葉に噛み砕いて再構成。「人権デュー・デリジェンス」「移転価格」「利益相反」といった専門用語についても、なぜこのルールが大切なのか、自分の業務にどう関係するのかが伝わるよう、受講者目線でのコピーライティングを行いました。一般的な会計処理の具体例や、内部通報制度の運用状況など、身近に感じられる情報も効果的に盛り込んでいます。

ナレーション原稿の制作

e-learning形式で自動読み上げ音声とともに視聴される教材の特性を踏まえ、全45スライド分のナレーション原稿を制作。スライドの内容を補足しながら、聞き取りやすいテンポと間(ま)を意識した原稿に仕上げました。視覚と聴覚の両方から理解が深まるよう、スライドとナレーションの役割分担も設計しています。

スライドデザインとビジュアル化

文字が多く詰め込まれていたスライドを、視覚的に理解しやすいデザインへと改善。グローバルコンプライアンス推進体制の図解、内部通報制度のフロー図、通報件数のグラフなど、複雑な情報を直感的に伝えるビジュアルを制作しました。グループCEOやコンプライアンス統括責任者からのメッセージ動画との連携も考慮し、研修全体の流れを設計しています。

受講者が「なぜコンプライアンスが大切なのか」を自分ごととして捉え、意義を感じながら学べる教材として、グローバル全従業員への展開を支援しました。

完成した教材は各地域への展開が進み、クライアントからは「今年度の研修教材はコンパクトに分かりやすくまとめられていると、大変好評です。」との声をいただいています。

クレジット

  • デザイン・制作:宮崎慎也
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