
横のつながりを生む 情報基盤で インナーブランディングを推進
三井金属株式会社
実施施策
- インナーブランディング戦略の立案
- 情報公開基準・運用ルールの策定支援
- 社内イントラサイト「MACCS」のロゴ制作
- 社内イントラサイト「MACCS」の構成設計
- SharePointによるサイト構築
概要
三井金属株式会社は、機能材料、金属など多様な事業をグローバルに展開する素材メーカーです。25中計の重点施策として「情報マネジメント基盤の整備」を掲げ、社内での情報共有・発信を活性化し、社内シナジーの創出とエンゲージメント向上につなげるインナーブランディングに取り組んでいます。
規模の大きな会社であるがゆえに、これまでは各事業部での運営が中心となり、他部署とのつながりが生まれにくい文化がありました。社内アンケートでは、管理職以上は部署間の連携の必要性を感じている一方、一般社員からは「上司から情報が下りてこない」という声も。管理職は情報漏洩のリスクを懸念し、どの情報を共有すべきか判断に迷っている状況でした。また、現場で働く従業員はPCを日常的に使わないため、社内イントラで共有された情報がなかなかキャッチアップできないという課題もありました。
株式会社イランコッペでは、本部と各事業所担当者で構成されるプロジェクトチームとともに、情報発信方針計画書の策定からイントラサイトの構築までを支援しました。
情報発信方針計画書の策定
プロジェクトの出発点として、三井金属グループ全体の情報発信のあり方を設計する方針計画書を策定しました。他社の社内情報発信事例を調査・分析し、ベストプラクティスを抽出。現状の課題——情報がどこにあるかわからない、古い情報が残っている、見たくなるデザインになっていない、管理責任者が不在——を整理した上で、目指すべき姿を明確化しました。
情報発信のコンセプトは「仲間と出会い、行動につなぐ」。社員に期待する変化を「知る」「行動する」「意識が変わる」の3段階で設計しています。会社・事業・技術・社員を知ることから始まり、お互いの強みを共有し他部門協力やシナジー創出へつなげ、最終的にはエンゲージメントや当事者意識の向上を目指すというストーリーです。
また、2024年度から2026年度にかけての3フェーズ展開を計画。第1フェーズ「会社を知る」ではポータルを通じた社内発信とコーポレート情報の整備、第2フェーズ「仲間とつながる」では各事業部からの双方向発信の実現、第3フェーズ「世界へ広げる」では海外展開と社外発信への接続を描いています。


社内イントラサイト「MACCS」の構築
まず、「何を・誰に・どのように共有するか」という情報共有の基本設計から着手。ポジティブな情報を社内外に発信し、認知度を高めていく方針を策定しました。戦略をもとに、SharePointを活用した社内イントラサイト「MACCS」を構築。全社の情報ハブとして、以下の機能・コンテンツを設計しました。同時のMACCSのロゴもリニューアルしました。




全社情報の集約:社長メッセージ、規則・方針類、全社共有情報など、全従業員が知っておくべき情報をトップページに配置。経済的価値向上、社会的価値向上、経済情報といったカテゴリで整理し、目的に応じてアクセスしやすい構造に。
交流・つながりの促進:「クラブ・サークル活動」といった交流サイトを設置し、部署や役職を超えた個のつながりを生む仕掛けを導入。業務上の質問や知見共有が気軽にできる場をつくっています。
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、働きがい改革、バリューの発信:全社で推進する重点テーマをビジュアルバナーで常時表示し、従業員の意識浸透を図っています。
25中計期間(2025年〜2027年)を通じて、個人がつながる仕組みを段階的に拡充していく計画。イントラサイトを起点に、インナーブランディングからアウターブランディングへとつなげていく基盤を構築しました。
関連リンク
クレジット
- 企画・Sharepoint構築:宮崎慎也


